成人式の正絹の和服を他人の結婚式に着ていけるか!

冠婚葬祭

 

成人式で誂えた正絹の和服を、他人の結婚式などの冠婚葬祭の場に着ていくことができるのか疑問に思う方も多いでしょう。和服は高価な上に、着る場所や目的によって適切なものが異なります。そこで、この記事では正絹の和服を他人の結婚式に着ていくことについて詳しく解説します。

  • 正絹の和服は高価で、場所や目的によって適切なものが異なる
  • 他人の結婚式に成人式の和服を着ていくことはNGなのか
  • 和服の色や柄、素材によっても適切かどうかが変わる
  • 結論として、成人式の和服を他人の結婚式に着ていくことは避けるべき

和服の種類と着る場所

和服には、留袖、訪問着、付け下げ、色無地、小紋、紬などさまざまな種類があります。それぞれ着る場所や目的が決まっており、適切でない場所で着ると失礼に当たる可能性があります。一般的に、留袖は結婚式の新婦が着るものであり、他人の結婚式に着ていくのは避けるべきです。訪問着は、祝賀会や結婚式の参列者が着るものです。付け下げは、パーティーや観劇などの華やかな場所で着ます。

一方、色無地や小紋、紬は、比較的気軽に着られる日常着の和服です。しかし、他人の結婚式のような華やかな場所では、控えめな色柄のものが好ましいとされています。成人式で着た華やかな色柄の正絹の和服は、他人の結婚式には不適切な可能性が高いのです。

成人式の和服の特徴

成人式は、20歳を祝う重要な行事です。この日のために、多くの人が正絹の高級な振袖や付け下げを着ます。振袖は、鮮やかな色柄の華やかな和服で、背中に大きな柄が描かれているのが特徴です。付け下げは、振袖ほど派手ではありませんが、やはり鮮やかな色柄のものが多いです。

このように、成人式の和服は目立つ色柄のものが多く、他人の結婚式のような祝賀会には不向きです。結婚式は新郎新婦が主役の日であり、ゲストが新郎新婦より目立つ服装は避けるべきだからです。

他人の結婚式に着ていく和服の選び方

他人の結婚式に着ていく和服を選ぶ際は、控えめな色柄のものを選びましょう。訪問着がベストですが、色無地や小紋、紬でも構いません。ただし、柄物の場合は、あまり華美なものは避けるべきです。無地や小紋柄、小柄の紬柄などがおすすめです。

また、色についても落ち着いた色味を選びましょう。黒や灰色、紺色、茶色などの無彩色系がよく、鮮やかな赤や黄色は避けるべきです。白無垢は新婦専用ですので、絶対に避けましょう。

成人式の和服の後染めについて

成人式で着た振袖や付け下げを、後から無地に染め直すこともできます。しかし、後染めをしても元の柄の跡が残る可能性があり、完全に無地になるとは限りません。また、後染めをすると生地が傷みやすくなるため、長く着られる期間が短くなる欠点もあります。

そのため、後染めをした成人式の和服を他人の結婚式に着ていくのは、避けた方がよいでしょう。元の柄の跡が残っていれば、やはり目立ってしまう可能性があるからです。

成人式の和服の色について

この記事の冒頭で、成人式の和服の色が紹介されていました。具体的には、羽織が黄緑、着物が緑、袴が深緑、肌襦袢が白っぽい色、角帯や羽織紐も緑で、正絹の素材だそうです。

この色合いは、やはり結婚式には不向きです。緑は自然を連想させる爽やかな色ですが、黄緑や深緑は少し落ち着きがなく、目立ってしまいます。結婚式のゲストとしては、落ち着いた色味の方が好ましいでしょう。

まとめ

以上の内容から、成人式で着た正絹の和服を他人の結婚式に着ていくことは避けた方がよいと言えます。成人式の和服は、鮮やかな色柄のものが多く、他人の結婚式では新郎新婦の主役を奪ってしまう可能性があるからです。後染めをしても、元の柄の跡が残る可能性があり、完全に無地になるとは限りません。結婚式に着ていく和服は、色無地や小紋、控えめな紬柄などの落ち着いた色柄のものを選びましょう。

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