動画配信サービスやミュージックストリーミングサービスなどのサブスクリプションサービスを利用している人は多いでしょう。これらのサービスでは、WiFi環境下でコンテンツをダウンロードしておけば、外出先でもオフラインで視聴できるのが便利な点です。しかし、ダウンロードしたコンテンツを再生する際の通信量についてはよく分からないことも多いのではないでしょうか。
ダウンロードしたコンテンツの再生時の通信量
- WiFi環境下でダウンロードしたコンテンツは、オフラインで再生する限りデータ通信量は発生しない
- ただし、一部のサービスではコンテンツの認証のために少量のデータ通信が発生する可能性がある
- 通信量の心配がある場合は、機内モードなどでネットワークを切断すれば完全にデータ通信は発生しない
WiFi環境下でサブスクリプションサービスからコンテンツをダウンロードした場合、そのコンテンツをオフラインで再生する限り、データ通信量は基本的に発生しません。
ダウンロードしたコンテンツはローカルに保存されているため、再生時にはインターネット回線を使わずに済むからです。つまり、外出先でインターネット接続可能な状態でも、ダウンロード済みのコンテンツを再生すれば、ギガ数を気にする必要はありません。
一部のサービスでは認証のための通信が発生
ただし、一部のサブスクリプションサービスでは、コンテンツの視聴権限を確認するために少量のデータ通信が発生する場合があります。この通信量は非常に少ないため、実質的な影響はほとんどありませんが、完全にデータ通信を発生させたくない場合は注意が必要です。
このような認証通信は、サービスによってはオフラインでも一定期間ごとに発生する可能性があります。そのため、長期間オフラインを予定している場合は、事前に確認しておくとよいでしょう。
機内モードでデータ通信を完全に防ぐ
データ通信量を完全にゼロにしたい場合は、スマートフォンやタブレットの機内モードを有効にすることをおすすめします。機内モードを有効にすれば、すべてのネットワーク接続が遮断されるため、認証のための通信さえ発生しなくなります。
ただし、機内モードを有効にした状態では、他のオンラインサービスやアプリは利用できなくなるため、その点は注意が必要です。また、通知の受信や位置情報の取得なども行えなくなるため、用途に合わせて機内モードのオン/オフを切り替える必要があります。
ストリーミングとダウンロードの違い
一方、サブスクリプションサービスでコンテンツをストリーミング再生する場合は、当然ながらデータ通信が発生します。ストリーミング再生とは、コンテンツをダウンロードせずに直接インターネット経由で視聴する方式のことです。
ストリーミング再生では、視聴中常にデータ通信が発生するため、通信量が気になる場合はダウンロード再生を選択するのが賢明でしょう。ただし、ダウンロードにも一定の通信量が必要になるため、WiFi環境下で行うことが前提となります。
動画と音楽の通信量の違い
動画コンテンツと音楽コンテンツでは、通信量に大きな違いがあります。動画の方が音楽に比べて通信量が多くなる傾向にあります。
これは、動画には映像データと音声データの両方が含まれるためです。一方の音楽は音声データのみなので、データ量が少なくて済みます。したがって、動画をストリーミングで視聴する場合は、音楽に比べてかなり多くのデータ通信量が必要になります。
まとめ
WiFi環境下でサブスクリプションサービスからコンテンツをダウンロードしておけば、外出先でもオフラインで視聴できます。その際、ダウンロード済みのコンテンツを再生する限りはデータ通信量はほとんど発生しません。ただし、一部のサービスでは認証のための少量の通信が発生する可能性があるため、完全にデータ通信を発生させたくない場合は機内モードを有効にするのがよいでしょう。また、ストリーミング再生ではデータ通信が発生するため、通信量が気になる場合はダウンロード再生を選択することをおすすめします。
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